7月25日に東京新橋のプラチナフィッシュKappoで「土佐酒と夏の旬肴を楽しむペアリング会」を開催しました。
代表的な高知酵母3タイプ9銘柄のお酒が勢揃い
土佐酒のラインナップは女将のこだわりで全て高知酵母と高知の県産米で醸したものばかり。
酵母は宇宙深海酵母やCEL-24などの代表的な県酵母3タイプのものを提供しました。
✅宇宙深海酵母
✅CEL-24
✅AA系・A系の酵母
酒米も吟の夢、土佐錦、にこまると、すべて県産のお米のものというこだわり。
宇宙深海酵母というのは、2005年にロシアの宇宙船ソユーズに乗せられ上空400kmの宇宙に飛び立った酵母が、2019年には5500メートルもの深海に挑んだロマンあふれる物語を持つ酵母です。
でも、その時の酵母は一つたりとも生還することができず、
翌年の再挑戦を強いられることになったのですが、、、
宇宙深海酵母の物語はコチラ

ペアリングフードは高知の代表的なツマミの数々
こだわりペアリングフードはケンミンが愛してやまない地元のおつまみが提供されました。
そして、酒米にもなっている新井田米ヒノヒカリのおにぎりも。




ご参加いただいた方からの声
当日ご参加いただいた方からたくさんのコメントを頂きました。
同じ酵母のお酒でもそれぞれ個性があって不思議です!
いろんなタイプの土佐酒があってびっくりしました!
天日塩と土佐酒の相性が良すぎて止まらなかったです!
ニンニクの葉のヌタにはまりそうです!
料理との相性をチェックしながらというのが面白かったです!
たくさんのご感想有難うございました!!



提供された土佐酒

土佐酒が世界で受賞ラッシュのワケ
土佐酒が近年世界で受賞ラッシュに沸くのには明確な理由があります。
理由の一つは、グルコース別の審査をするコンクールでの入賞が増えているという点。
というのも、近年コンクールで受賞するお酒のほとんどが甘いお酒という傾向がありました。
これは、コンクールに出品するために、普段は造らない甘いお酒を造る酒蔵も出てくるというようなことがあり、このままでは日本酒の造りの多様性が損なわれてしまうと、高知県がグルコース別の審査をするのはどうかと提案し、それが受け入れるようになったコンクールで土佐酒が再評価されることにつながっているという点です。
甘いお酒の中に埋もれて評価が分かれた土佐酒の真の旨さが再評価されてきているということですね。
「全米日本酒鑑評会で土佐酒が金賞率&金賞数で1番になった軌跡」はこちら
もう一つは、高知県工業技術センターと酒造組合で協力しあい、毎週、全ての蔵の醸造中のお酒を分析し、その状態を全蔵にフィードバックするという「高知方式」という仕組みにあります。
よりレベルの高い酒造りに励みたいという県内すべての蔵の意気込みが高い評価につながっているということですね。
東西に長い県内すべての酒蔵のお酒を毎週分析するというのはなかなか根気のいることで、頭が下がります。
全蔵の造りの情報を共有する高知方式「土佐なかま」の物語はこちら
【8月24日】土佐酒9タイプ飲み比べイベントを蔵前で開催します!
次回は8月24日(日)に東京のブルックリンと呼ばれる蔵前で、香りと味の土佐酒マップを用いた9タイプ別土佐酒飲み比べ会を開催いたします。
詳細はこちらをご確認ください。
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